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2.入力機器(キーボード、マウス等)について

a.キーボードについて2002/05/26修正 修正前の文

 コンピュータを利用するにあたってマルチメディアと騒がれながらも まだまだ文字は重要であり、入力方法として依然として有力なのはキーボードであることはコンピュータをさわって外部に情報発信を試みた人ならばうなずくところではないかと思っています。
 さて、現況のキーボードはつい最近まで文字入力が主体であったことを考えると十分考慮された物であると考えることが当然でありましょう。
 しかしながら、お手元のコンピュータのキーの配置形状を良く御覧ください。なんか概ね1/3づつぐらいに微妙に上中下段と徐々にキーがずれているのがわかります。
 これは、キーを打ちやすくするための配慮でも何でもありません。昔の機械式英文タイプライターの名残に過ぎないのです。印字するための活字、はんこ?(なんと呼べばいいのか)をキーと結ぶ為の棒が重ならないようにしただけのことです。このため、左右対称でもなく1/3でもなく、中心線が重ならない配置形状となっているのです。
 さらに、キーの配列も私が言うまでもなく実に押しにくく覚え難い配列です。これはタイプライターが出た初期から採用されているQWERTY(クワティ)と呼ばれているものですが、さすがに打ち安いように考慮されたDovorak(ドヴォラク)が出ています。しかしながら、普及率が逆転したと言う話しは聞きません。
 そのようなわけで、合理性を重んじていると思われる欧米ですら使い慣れた物を手放さないと言うことからこの問題が非常に根深い物であることはご理解いただけることと思いますが、逆に言うと欧米ですら非合理的配列や配置が厳然として残っているでありますから欧米の合理性もたいしたことは無いとも言えます。マイクロソフトの出しているエルゴキーボードはただハの字型にしてキーの配置が上中下段で変なズレ方をしていることには変わりありませんからよく趣旨の分からないキーボードに感じてしまいます。
 さて、私はと言いますと取りあえず配置が整っており価格もそう高くはないM式キーボード(ホームページ閉鎖)を購入しています。
 その他のキーボードとして、日本語入力を考慮した富士通が以前から出している親指シフト、配置形状配列とも考慮したTRONキーボードや、配置を考慮したキネシス、また、小型化と色々なパソコンに繋げるよう考慮したPFUのHappy Hacking Keyboard、あとミサワホームや富士通(ホームページ閉鎖)の片手キーボードなどもでておりキーボードが形状配列とも改善されることを大いに期待しています。


その他キーボードのリンク
新親指シフト配列「飛鳥」のページ2013/02/11修正

増田式キーボード学習法

HalfKeyboard

Dvorak jp2005/07/03追加

日本語入力用キーボード配列2005/07/03追加

日経BP総合 IT ITpro ITトレンド 八幡勇一の「キーボード論」【前編】(上) 2007/09追加

massangeana(益山)の趣味のページ かなを入力するためのキーボードレイアウト各種 2007/09追加

ダイヤテック株「FKB-82PRO 極(GOKU)」 2003/04/23追加
 内部にフラッシュROMを搭載し、キーボードのキー配列データを自由に書き換えられ、キーを抜き差してキートップも変えられるキーボード


QWERTY配列の理由
Weekly "Keyboard World" 2. QWERTY's truth

Dovorak jp 英語配列の歴史

情報通信辞典 e-words QWERTY

  1. M式キーボードについて2000/06/08

  2.  M式キーボードを買ってついに1年ぐらいになろうかと言うところですがようやく慣れて来たところです。しかしながらブラインドタッチとまでは行きません。
     完全にM式の使い方とは異なりローマ字打ちですが普通の106キーボードに比較してもストレス無く打て大変使いやすいと感じました。
     当初、危惧していた通常のキーボードとの乗り換え、つまりM式を使った後で通常のキーボードを使ったりその逆であることですが、この場合でも特に違和感無くできています。今このタイプはWinCE機のインターリンクで行なっていますが大きなストレスを感じることなく打つことができています。
     M式で打つともう少しストレス無く打つことができるのではないかと思っていましたがさすがにそれほどでもなく数字が無いのでそれが使いにくいところとは言えます。


    キーボード比較です。上106キーボード、左下CUTKey、右下M式キーボード



  3. 配列変換ソフト"keylay"を使って2002/07/14

  4.  Windoowsの配列変換ソフトに"keylay"があることが分かりました。
     キーボードに関するウエッブページを検索していて見つけた"-理想の日本語入力を求めて-"閉鎖で紹介されていました。
     職場ではノートパソコンを使っているため私の忌み嫌うQWERTY配列を使わざるをえないところでした。
     しかし、このソフトにより完全とは行きませんがM式配列にすることが可能です。幸い私はローマ字打ちから脱しているわけではなく完全なM式を使っているわけではないので"keylay"による配置変換でも実用になるわけです。
     実際使ってみるとなかなか快適です。慣れるまでにいくらか時間がかかります。私の場合、右手の配置として"Shft"キーを"B"にし出来るだけ右側になる様にしています。こうするとリターンキーやBSキーが近くになるので打ち安くなります。
     当然、変換キーやひらがな/カタカナキーにこれらの良く使うキーボードを割り振っても良いわけです。
     キートップの文字を変更するわけには行きませんので自ずとブラインドタッチで打てるようにならなければなりません。また、左手は日本語を打つ場合には左からEUIAOと一列だけですむので標準となっているちょっとづつずれた変な配置もあまり気にする必要がなくなります。
     最後に難を言うと職場でも家でもQWERTY配列を捨ててしまうとさすがに忘れてしまって別のパソコンに触るときにタドタドしくなってしまいます。自分のパソコンのみ使っていれば良いわけではないので無念ではありますが職場のパソコンはQWERTY配列に戻そうかと思っているところです。

    M式の世界 2013/02修正
     開発者である森田正典氏の公式ページ

    (株)Qプレス 「M式の実力」M式五十音ソフト Ver2.0 Ver3.0 2013/02修正
     「五十音省打鍵国民キーボード」に名称変更されたようですね。でもソフト名が「M式の実力」になってしまっているところが今までの名称の浸透のゆえでしょうか。keylayソフトでは出来ない省打鍵が可能となっています。

    オアシスのホームページ 漢字のことや日本語入力をめぐって キーボード ・M式キーボード 2007/09追加
     本語ワードプロセッサーOASYSの生みの親、 神田泰典氏のウエッブページ

    ホーム -> 日本のコンピュータの歴史 -> 番外編 1 キーボードの歴史 2007/09追加

    たもものホームページ スーパーブックプロジェクト M式キーボード 2007/09追加

    yukihiroのホームページ
     配列変換ソフトkeylayの作者のウエッブページです。keylayはシェアウエアーで1500円となっています。


  5. CUTキーについて2000/06/08 2010/07/10修正

  6.  最近、ミサワホームのCUTキーを購入しました。(完全にキーボードマニアだ)

     このキーボードはまだ使い始めたばかりなのですが結構便利であることに気が付きました。それは、机に向かいながらもいろいろな姿勢で打ち込みができるからです。片手にキーボードをもって操作もできます。
     富士通の片手キーボードは正に、このために作られた分けですから同じような片手キーボードについて私が言うまでも無いことの様にも思えますが体験してみるとうなずかされる物があり言わずにはおれません。
     また、机の上のスペースがずいぶん開いて利用しやすくなります。
     とは言へ、開いたスペースだけ別の物が置かれている状態ですが・・・・。
     片手キーボードではNTTの“Pacty”やミサワホームでの通販、ロジクールなどでの販売など富士通よりも一歩先んじたと言う感じがします。
     片手キーボード自体の存在がさして大きく取り上げられる状況ではないので大きく先行したとは言いがたいところですが富士通もパット専用のキーボードの試作版を発表していたにもかかわらず出足が遅いのが気になるところです。富士通の片手キーボードは”SH-Keys”として1999.3にはすでにPalm用(ホームページ閉鎖)として製品化されておりました。不勉強で大変申し訳ありません。2001.1.28追加
     この手のキーボードは持ち運びも簡単なのでキーの付いていていないパットを大きくしたようなノート型パソコン(以前アルプス電気から出ていたStouty S2110等の様に)にUSBポートを使って簡単につなげるようになるとノート型パソコンを一歩進めたかたちになり、どこでも、また例えば寝そべってパソコンができるなど、どんな姿勢でもできるようになるわけで結構のんきパソコンになるのではないかと期待するところです。
     インターリンクのようなWinCE機のUSBポートに対応したドライバーを出してくれると私的には先ほど述べたのに近い形で利用できて良いのですが。
     キーの配列も比較的良く考えており覚えやすくなおかつ頻度の高い文字を打ちやすくしているので慣れれば結構な文字数も打てるようになりそうです。
     左手で文字を打てるように変換キーやCtrl等の機能キーだけでも左右対象にしてもらえるとキーボードを左手で打ちながらマウスを右手で操作することもでき嬉しいのですが。マウスを左手で操作できるように練習しろと言われそうですが。


  7. CUTキーについてその2  2000/06/26 2001/1/5お詫びと追加 2002/02/03追加 2007/09追加 2010/07/10大修正

  8.  最近、NHKで片手キーボードのことが「サイエンスアイだったと思うのですが」放映されておりました。最初から最後まで見たわけではないのですがここでは富士通の方が出ていました。
     さて、それはさておき、前項で述べた“キーの付いていていないパットを大きくしたようなノート型パソコン”があるではないですか!!それも、富士通から

         FM PenNote model S1の図

    しかしながら何故かオプションとして片手キーボードが売られていないのです。

     私は、これがあればほとんど理想形で“横置きの図”“縦置きの図”の様にどこでもパソコンが実現する様に思われるのですが。親指シフトの前例が原因なのか富士通内部ではそんなに片手キーボードへの期待が強くないのでしょう。実におしいことです。

    横置きの図
    横置き

    縦置きの図
    縦置き

     ミサワホームでもリモコンに付けたホームコントローラーの前にUSB版の片手キーボードを作ってもらえるとよいのですが。
     富士通のパソコンにミサワホームのキーボードではちょっと笑ってしまいますが。


    チョットした追加2002/02/03
     そう言えば1年くらい前にマイクロソフトでタブレット型パソコンが今後のパソコンとして示されていました。いくらか機種も増えている様ですがあまりはかばかしくない様ですね.
     インターネットで探してみると富士通のほかにも以前販売していたりするところがあるようなのでリンクしておきます.いづれもお絵描き用であったり業務用であったりします.


    チョットした追加その2 2007/09
     寝転がってパソコンを使用とするための環境は既にタブレット型パソコンが複数の会社より販売されており確立されてきているように感じます。しかしながら、私の場合メールにしても、このウエッブページの作製にしても、その他作業にしても、結局、デスクトップパソコンで作業してしまうので必要ないように感じているところです。あとは、タブレット型パソコンにもハードディスクと言うデリケートな部品が使われていることがネックです。一部、ゼロスピンドル機もあるとは言えまだ機種が少ない状況です。
     他には、パソコンで絵を描いたり画像処理をするようなことを夢見ていたのですが、それも、パソコンの複雑さの前に萎縮してしまったように感じます。もう年ですかねー。



    関係リンク
    タブレットPC総合情報サイト - TabletPC.jp
     ほとんどこのウエッブページを参考にすれば必要な比較はできることと思います。
     Windows CE FANと同じデザインなのでMSの息のかかったサイトと思われます。(自主運営ではここまで似ないよね!)2003/01/06 なんだか、いつの間にか統合されてしまったみたいですね。しかし、タブレットパソコンの方は活動が今ひとつ活発ではないようですね。アップル社の方はずいぶん話題に上るのに。2010/07/10

    ITmedia eBook USER > タブレット端末 2013/02



  9. CUTキーについてその3 2001/06/27

  10.  最近、ミサワホームのホームページを覗いてみるとUSB版のキーボードが出来ている上にPS/2ポート版キーボード用のPalm接続アダプターが載っているではありませんか。これによりほぼ私の考えている形のものがそろったことになります。
     予算が許し、現在利用中のパソコンがゴミ同然となることに躊躇しなければ、富士通のパソコンにUSB版CUTキーの夢のパソコンが可能になったわけですし、モバイルとしてもほぼ同様で私の使っているDDIポケットの方でもコンパクトフラッシュ対応の「C@rdH"64petit」閉鎖 が出ておりこれまた
    ”モバイルコンピュータに関して” でも述べた NTTの“G-FORT”閉鎖と取り合わせればほぼ私の理想のモバイルパソコンになるわけです。
     とは言え転勤でプライベートな時間が大きく減ってしまうこととなってしまったので残念なことに買っても使う時間が無いと言うことが最も大きな障害になってしまいました。


 CUTkey ホームページリンク
ミサワホーム
 販売が2005/04/25をもって中止になったそうです。(T_T)

ロジクールCUTkey(ミサワホームのCUTkey製品版)閉鎖
“Pacty”(ミサワホームのCUTkeyを使用した次期ポケボー)閉鎖
“G-FORT”(ミサワホームのCUTkeyを使用したPDA)閉鎖

 SH-Keys ホームページリンク 2001/1/5追加
(aro Diry Filed Palm用片手入力キーボードSH-Keysのご購入から使用レポート・改善案まで。)閉鎖

(PAL MAC Hardware TipsにあるSH-Keysの使用感等の記事です。)閉鎖

(Palm Air LineにあるSH-Keysの使用感等の記事です。)

(しなの富士通ホームページ SH-Keys製品版 IBM WorkPad(R), 3Com PalmPilot(R)/PalmV(R)用)閉鎖
(しなの富士通ホームページ SH-Keys製品版 IBM(R) WorkPad(R) c3 および 3Com(R) PalmX(R)用)閉鎖
他にも色々なホームページがあるようです。
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