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以前の掲載文 
     出来うるだけ事実に基づく様に心がけてウエッブページを作っているところですが、QWERTY配列については、私が書いてきた内容と異なる考え方が示されており、それも、合理性を十分伴っている様です。そこで、内容を修正しここに旧文を掲載します。
     打ち難いことこの上ないQWERTY配列のキーボードが選択枠の無い状況に変わりはなく、キーが奇妙にずれた配置を是正しフラッシュROMを備え様々な配列の変更が可能なキーボードがあって欲しいところです。(キネシスまで行くとかさばるしさすがにチョットとと言う感じですが)

  1. キーボードについて(99/10/23)
    1.  コンピュータを利用するにあたってマルチメディアと騒がれながらも まだまだ文字は重要であり、入力方法として依然として有力なのはキーボードであることはコンピュータをさわって外部に情報発信を試みた人ならばうなずくところではないかと思っています。
       さて、現況のキーボードはつい最近まで文字入力が主体であったことを考えると十分考慮された物であると考えるが当然でありましょう。
       しかしながら、お手元のコンピュータのキーの配置形状を良く御覧ください。なんか概ね1/3づつぐらいに微妙に上中下段と徐々にキーがずれているのがわかります。
       これは、キーを打ちやすくするための配慮でも何でもありません。昔の機械式英文タイプライターの名残に過ぎないのです。印字するための活字、はんこ?(なんと呼べばいいのか)をキーと結ぶ為の棒が重ならないようにしただけのことです。このため、左右対称でもなく1/3でもなく、中心線が重ならない配置形状となっているのです。
       さらに、キーの配列がくせ者です。見ればわかる通りですがABC順には並んではいません。これについても、押し安さなど考慮はされていません。先ほどと同様に機械式のタイプライターの名残でキーボードを覚えてあまり早く打ちすぎると活字がほぼ同時に打ち出されるため重なって印字が出来なくなることから、早く打てないように配列をバラバラにしたに過ぎません。
       当然のことですが人間と機械繋ぐための当時としては大いなる工夫なのですがコンピュータの世となった今となっては早く打てない工夫ですから使いにくいことこの上ないものです。
       最近見た雑誌でも“一般のキーボードは打ちやすく考慮してあるのでタッチタイピングには画面を見てキーは見ないように”と書かれた物があったのですが、タッチタイピングをするのにキーボード見ないことはわかるにしても、キー配列が打ち安さを考慮した物だとは多数の人が見る雑誌などのマスメディアで冗談でも語って欲しくない物です。(特にコンピュータの専門誌でなく一般の人が多く見る雑誌で)
       そのようなわけで、合理性を重んじていると思われる欧米ですら使い慣れた物を手放さないと言うことからこの問題が非常に根深い物であることはご理解いただけることと思いますが、逆に言うと欧米ですら非合理的配列や配置が厳然として残っているでありますから欧米の合理性もたいしたことは無いとも言えます。マイクロソフトの出しているエルゴキーボードはただハの字型にしてキーの配置が上中下段で変なズレ方をしていることには変わりありませんからよく趣旨の分からないキーボードに感じてしまいます。
       さて、私はと言いますと取りあえず配置が整っており価格もそう高くはないM式キーボードを購入し目下練習中であります。その後のレポートはこうご期待と言うことで終わらせていただきます。
       その他のキーボードとして、日本語入力を考慮した富士通が以前から出している親指シフト、配置形状配列とも考慮したTRONキーボードや、配置を考慮したキネシス、また、小型化と色々なパソコンに繋げるよう考慮したPFUのHappy Hacking Keyboard、あとミサワホーム富士通の片手キーボードなどもでておりキーボドが形状配列とも改善されることを大いに期待しています。


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