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3.出力機器

a.プリンターのインク詰まりについて

 私は、カラープリンターとして某会社のインクジェットプリンターを利用しておりますが、乾燥によるインクづまりを良く経験しております。一度インク詰まりを起こすともう、ノズル付きのカートリッジを交換するしかありません。
 ノズル部分を水に浸けてしばらく放置してみたり再生を試みたりもしましたがいくらか改善が見られるものの使い物にはなりません。
 こんな具合で、カートリッジを2,3個つぶしてしまいました。カラーカートリッジ1個で5000円ほどの出費となってしまいますので、既に1万円から1万5千円ほどの出費となってしまっています。
タッパー保存
 しかも、現在は湿潤状態に置いた密閉容器にカートリッジを保存した状態での使用ですから使う度にカートリッジを着脱するという非常に面倒な方法をとっています。(真似するときには自己責任で 電極のショートや不良など故障が起こる可能性があります。)
 それでも、まだ私の買ったメーカーはカートリッジ式であるから良いようです。友人の話ではノズルがプリンター固定式の物では修理に出さなくてはならないそうですから更に大変なようです。
 今度買うときには固形インク式となりインク自体の価格は高くても、某ア○○ス電気の方がよいかと考えているところです。


b.アルプスMD-5500購入2002/05/18

プリンター全景 さて、当方所有のインクジェットプリンターは前記のようなインクづまり対策を施しているにもかかわらず2002年の年賀状印刷の際にインク詰りをした上、最近もインク詰りを起こしてしまいました。
 さすがにと言うかついにというか堪忍袋の緒が切れたというか、溶融型熱転写方 式のアルプスMD-5500を52,290円(送料・税込み)で購入となりました。
 次期購入としてプリンター、FAX、スキャナー、コピー複合機の購入も考えていたのですが、結局、FAXも使う機会がほとんどないでしょうし、インクジェットはこりごりと言うことでこの製品の購入に踏み切ったものです。
 他の選択として、カラー印刷自体も年賀状程度であり写真屋さん等に頼めば1万円ほどで綺麗に印刷してくれるのですからプリンターの代金やランニングコスト、手間を考えればそれですませて、ページプリンター(白黒)を買うと言う選択もあったのでしょうがページプリンターは相当大きく重いことを考えるとちゅうちょさせられてしまいました。
 もう既に御存知かもしれませんがアルプスのプリンターは店頭販売をやめておりネット販売のみになっています。機種も単機種だけで1999年10月からの販売でロングセラーとなっています。
 店頭販売がないわけですし、次期機種が出ていないとで今後のインクカセット等の消耗品の供給に少し不安を持ってしまいます。また、近くのお店にインクカセットがないので不意のインク切れが無いように買い置きをするなど気を配っておく必要もあります。前のプリンターのインクはホームセンターや文具売り場等どこにでもあったのでその手の不安は全くありませんでした。
 このように不安な状況はありますが、インク詰りが無く安定して作動するインクジェットのアンチテーゼとして作りつづけて欲しいと言う希望があり応援の意味でも購入したところです。
ホルダー部分 さて、少し、印刷方法に触れておきます。フロントカバーを開けるとインクカセットホルダーがあり予備や金銀箔押しなどの特殊インクを含め最大7個置くことが出来ます。色は自動検知されるためカセットの順番を気にして装着する必要はありません。カラー刷りの場合は1色ずつカセットホルダーからヘッド部分(キャリッジ)に装着されて印刷されます。1色終わると元の位置に紙が巻き戻され別色にカセットが変わり2色目を印刷と言う形でCMYKの4色刷りされます。
 白黒印刷では専用カートリッジとしてエコブラックもあり紙へと定着が劣るものの往復で約20回繰り返し使えるそうで文字印刷ではA4版1枚約1円とのことです。(カセットは別途購入の必要あり詳細は別記キャリッジ
 アルプスのプリンターはランニングコストが高いと言うのが欠点といわれていますが、インク詰まりに対処するための手間やヘッド付きカートリッジの購入または修理費を考えると決して高い様には思えません。特に私の様に数ヶ月に1度しかプリントアウトの機会が無く印刷枚数の少ない人間にとってはランニングコストよりも管理の手間の方が重視されるはずです。
 最近は、モニターも液晶ディスプレーが大型化され画質も向上、低価格化してきていることから記録や一望するためのプリントはされなくなってぺーパーレスかが進んでくることと思います。すると後は配布や掲示、持ち運ぶためのメモとしてプリントと言うことになりますが普通の家庭ではこう言ったことの機会は多くないのではと思わされてしまいます。ランニングコストに目くじらを立てることも少なくなってくることでしょう。
 プリントスピードも多くの印刷をする必要が無い人間にはそんなに気にする必要がある項目ではないでしょう。MD-5500ではインクを4回にわけてプリントするので紙が行ったり来たりしますから時間はかかります。しかし、印刷しようと思ったらインク詰りでクリーニングに時間がかかるより良いでしょう。
 印刷の作動音ですが最近のプリンターに比べるとやはり大きいと言わざるおえないでしょう。居間にすえると言うわけには行かないかもしれません。
 画質は、印刷編集のプロからも仮刷り用として認められているのですから私が述べる必要も無いでしょう。
 大きさは写真の様に幅約46cmとチョット大きめですから置き場所を考える必要があるかもしれません。しかし、電源としてACアダプターの必要が無くその分の大型化と考えれば納得がいくところでしょう。以前のインクジェットプリンターでは相当大きなACアダプターが付いていました。
 後は、プリンターケーブルやUSBケーブルですが、付属していないので別途購入する必要があります。
 安定性については、しばらく利用してから感想を書きたいと思います。
 最後に、国産OS超漢字のドライバーもサポートしてくれると嬉しいんですけど今まで出ていなかったので無理でしょうね。やっぱり、超マイナーですから。


MD-5500リンク一覧

アルプス MD-5500

B-soft Library デカール(シール)作成

ステッカー(シール)作成その2

CNET Japan レビュー アルプスMD-55002004/01/18追加

価格.com ホーム > パソコン周辺機器 > プリンタ > ALPS > MD-55002007/09追加

関心空間 キーワード ALPS 55002007/09追加


・専用カートリッジのエコブラック2003/02/11

 約20回繰り返し使える白黒印刷専用カートリッジのエコブラックですが、最初は購入する必要性はないものと思っていたのですが、ウエッブページのメモ印刷をそこそこ行っていたら通常のブラックインクの消費が思いのほか早いためカラーインク購入のついでにエコブラックも購入してみました。
 通常設定では印字の濃さが幾分薄い様です。インクがとれやすいとのことですが、その辺を確認してみました。紙をそろえるときのこすれぐらいではほとんどはがれることはありませんが、紙と紙を上から指で押えてこすり合わせてみると下の写真の通り割りと簡単に色がはがれます。このときはがれたインクは消しゴムのかすの様にダマになり他の紙を汚すことは無いようです。さすがに、直接指で印字面をこすった場合は周辺が汚れてしまいます。指の方には特には汚れがついたようには見えません。持っているときにチョットこすれたぐらいではまず問題となることはないと思います。



・MD-5500が2010/5で販売終了2010/07

 ついに、アルプス電気のMD-5500が販売終了となってしまいました。どうも私の推す物は生き残らないみたいで悲しいです。


C.最近のインク詰りの状況2002/05/18

 MD-5500を購入するにあたっては最近のインクジェットプリンターがインク詰りに対処しているかどうかをインターネットで確認しました。
 すると、インクジェットプリンターもインク詰りの対策がある程度は進んでいる様でインターネットで検索しても最近の機種では少なくなってきている様です。
 また、対策としては、

@パソコンと電源を連動させておけば電源を入れるときにクリーニングするので頻繁にパソコンに電源を入れる人はインク詰りしにくくなる。
Aクリーニングをしつこくかけるとインク詰りが解消する。


とかあるようです。しかし@は、その代わりインクを消費するそうですし(ここでも見えないランニングコスト)、Aはしつこく行うためには時間と手間とインクが必要の様です。
 また、インク詰りはインクの固着によるものだけではなく気泡の混入によるノズル詰りが原因であることが多いこともわかりました。

 インクジェットのなかでもヒューレットパッカード社のものはインク詰りし難いようですが、プリンターメーカーがインク詰り解消を売り文句にしないのはやっぱり完全な対応が難しいからでしょうか?
 結論、インクジェットプリンターはまだインク詰りを起こす様で私に不安を与えるには十分です。
 しかし、新製品が出ないALPSの製品は記事にも載らないのです。分野によってはインクジェットより優れているのにジリ貧で廃れて行く運命なのでしょうか?


RUNSERホームページ システム・アップデート・ノート2001.05.24
  エプソンプリンター クリーニングで復活の記事

掲示板:Aパパのパソコン奮戦記 E社のインク詰まり

ずうやんのホームページ PM-750Cのインク詰まりを直す

特許中心のショート・ニュースと噂とヨタ話と...2000/09/27  2. インクカートリッジ訴訟は続く
  インクの中身も改良されているんですね。

真鍋かおりのココだけの話 powered by 楽天ブログ 「2005年10月04日 エタノールカートリッジ 〜自分で無料でできる、プリンタのしつこい目詰まり解消」2007/09 追加

マッチ箱 プリンターのインク詰まりを直す2007/09 追加

窓の森 プリンターのインク詰まりを予防「PrintTimer」 2007/09 追加
 使用頻度の少ないインクジェットプリンターなどに定期的な自動印刷を行わせるソフトです。まだ、プリンターのインク詰まりは解消していないようですね。

ウィキペディア ヒューレット・パッカード プリンター2007/09 追加
 インク詰まりが少ないことなどから熱狂的な愛好者がいるそうですが、私はインク詰まりが皆無のアルプスに熱狂的ですね。

hp インクジェット プリンタのインク使用量2010/07 追加
 ヒューレット・パッカードのプリンターではインク詰まりを防ぐためインクが消費される旨書かれています。根本的なインク詰まりの対策は難しいようですね。

究極のインクジェットプリンタノズル詰まり解消法..その顛末2010/07 追加
ノズルクリーン液も発売されているようですがあまりかんばしく無いようですね。

『ヘッドの詰まり予防策について』 のクチコミ掲示板2010/07 追加
 2009年時点でもインク詰まりは解消していないようですね。

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