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6.通信

  1. AirH"について2002/08/05 2002/09/08修正

  2.  最近、かねてからモバイルツールとして欲しかったAirH"を購入しました。これは、DDIポケットのサービスでPHSのパケットデータ通信を行うものです。
     購入したのはCEF-02と言うCompact Flash TypeUでAirH"無線通信カードとしても最も小さい方に入るものです。当然、別ページで述べているG-FORTに取りつけられる様にと言うことがあります。値段は5,000円弱でした。
     さらに、音声通話とデータ通信を別の機種で行う場合データセット割引(移動)で月6,000前後になります。今までNTTの電話回線でも使用料が相当額に上っていましたのでPHSに移してデータ固定料金で気にせず使えるのですから損は無いであろうとの考もおおきな購入理由になっています。ADSLもあるのですが転勤の多い私にはこの時の手続きが1つでも多くならないようにしたいので考えさせられるのです。
     デスクトップの方では残念ながらPCカードが使えないのでUSB接続のアダプターとしてI・O DATAのUSB-CFADPを7,000程で購入しました。

     下の写真はCEF-02をUSB-CFADPに装着したところです。G-FORTの場合、出っ張りはもっと少なく1.5cm弱になります。

     さて、利用してみてですがどこでもインターネットに繋げられしかも定額制で時間を気にせずアクセスできると言うのは大変便利です。なんと、走っている電車の車内でも(混んでないときです)再アクセスするような通信の途切が無いことは驚嘆に値するでしょう。電車は相当な移動スピードのはずですから通信速度が完全に確保されているとは思えませんがパケット通信のなせる技でしょう。
     一方で不満があるのが通信速度です。体感的に28.8kbpsモデムより遅いのです。いまだに28.8kなんか使っているやつがいるのかと思われそうですが私は使っているのです。ADSLやISDNが手続き上面倒と言うのもありますし、遊びで超漢字(BTRON)などのマイナーOSを試してみていることがあります。
     余談はさておき、皆さんをもって遅いであろう28.8kモデムにたいして32kのAirH"がどうして体感速度が遅いのだろうとお思いでしょう。
     私も取りあえず通信速度測定サイト閉鎖で確認してみたのですが体感と同様の結果で概ねモデムが40kbpsでAirH"が24kbpsだったのです。
     28.8kモデムなのに通信速度が速いのはなぜ?と思うでしょうがモデムは通信の再に圧縮を行っており物理的な通信速度よりも大きくなることを思いだしました。サイトを調べてみると、”Shin's Homepageモデム(通信環境)に関する記録閉鎖にあるように28.8kbpsモデムでも圧縮がかかるため通信速度がこの程度になる様です。
     そういうことで、28.8kモデムに比べて60%ほどにしかならないのですから、体感的にも遅いわけです。
     また、G-FORTでのメールのやり取りもほとんど文字通信であるにもかかわらずアクセスに時間がかかるため相当待たされてしまいます。これだと、読込み機器としてはとても携帯電話のメールに太刀打ちできないでしょう。書き込みの際に記入速度が早くできることが携帯より有利な点でしょうか。
     私の場合、通信速度に不満が残るものの色々な状況もありこの選択は誤っていないと思いますが、固定料金の通信手段としてAirH"の32kはメインとしてあまり御勧めできないところです。
     モバイルとしては相当な力がありますが、用途によっては別手段の方が勝っているわけですから過度な期待はしないほうが良いでしょう。


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