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a.張子で電球の傘2002/09/14
張子ってなんじゃらほい?という方もいることでしょう。
有名なところでは「達磨」や「張子の虎」があります。
紙を貼り合わせて作くる置物などのことです。
なんでまた電球の傘など作ろうと思い立ったかと言うことはさておき、NHKの趣味の時間に張子で豚の貯金箱を作っているのを思い出し張子で作ってみようと考えたのです。
まず、材料ですが、電球の傘に使うので下地の紙は上質紙とし、仕上げ様に100ショップのバナナ紙、糊には木工用ボンドを薄く水で解いたもの、張子の型として100円ショップのボウルを使いました。
次ぎに手順です。手で細長くちぎった上質紙を水に浸してボウルに貼り詰め、更に上から糊に浸した上質紙を貼り詰め乾かします。更に上質紙を上から貼って乾かす作業を2度ほど繰り返します。光が透ける程度が良いと考え下地は3重程度としました。
ここでボールからはがしてみようとしましたが糊が幾分ついてはがれなかったので切れ目を入れてめくったところうまくはがれてくれました。もう少し切れ目が小さくても良かったように思います。
上に電球が通るように穴を開けます。
次ぎに穴と同じ大きさの針金の輪を作って、表面仕上げとしてバナナ紙を6×4cm程度の大きさにちぎった紙を貼り合わせ、針金の輪も埋め込みます。最後に1枚分スカートを伸ばして貼りつけて終わりとしました。
右上がボウルに2枚目の上質紙を貼ったもの
左上は木工用ボンド
右下は上質紙を細く裂いたもの
真中下は木工用ボンドを水に解いたもの。20倍以上に解いたと思います。
左下は水
100円ショップのバナナ紙です。
張子に切れ目を入れてボールから剥がしたところです。
バナナ紙貼ると同時に電球が通る穴に針金の輪を埋め込んだところです。
出来あがりです。
幾分光が透り張子のパターンが浮き上がる幻想的な傘が出来ました。
実際には電球ではなく電球型蛍光灯を使っていますので熱の心配はあまり大きくは無いですが、チョット傘の取り付け方に付いてはまだまだ思考錯誤が必要そうです。
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