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●横須賀にあるのは言わずとしれた三笠公園2001/11/18
横須賀と言えば東京近傍の軍港として特に有名ですが、ここには三笠公園があります。
戦艦三笠は、日露戦争(1904年)の時にロシアのバルチック艦隊を破った日本海海戦で旗艦として活躍した船です。進水が1900年ですから100年以上昔の船と言うことになります。残念ながら英国ヴィッカース社製で日本で作られた船ではありません。
現在の三笠は陸上に固定された記念艦となっています。我々の目に触れることができる日本の近代の軍事遺構や兵器、博物館の中でも最大と言えるでしょう。
さて、この三笠公園に入り戦艦三笠の次ぎに目に付くは右下写真の連合艦隊司令長官 東郷平八郎の銅像である。右脇に「皇国の興廃この一戦にあり」の石碑があります。日本海海戦では他に「本日天気晴朗なれども波高し」と言うどこかで聞いたような名文句が残されています。私の訪れた日は残念なことに曇ってしまいました。
日露戦争では文言と実態、その後の大勝利がうまく融合しためこの様に名文句が残されているのでしょうが、戦術上の大勝利ゆえに日本をその後の不幸な戦争に導いてしまったことや空を切るような文句が横行してしまったことは多くの方に指摘されているところです。
艦内に入ると色々な展示物がありつぶさに見るには半日以上はかかるかと思います。その中でも左下写真の8センチ砲はハンドルを動かして自ら上下左右に砲身の向きが変えられ童心に戻って遊ぶことができます。大砲などの重火器の向きを変えたことは今まで無かったことですからここでの目玉です。(そう思っているのは私だけか?)
右下は艦橋から下に向けて写したところですが、映画「戦艦ポチョムキン」の表紙もこんな雰囲気だったと思います。比較的時代が似た次期ですのでこの次期の戦艦はこんな感じなのでしょうね。
左下写真はロシア側の砲弾です。他にも日清戦争の中国側の戦艦鎮遠の砲弾などもありました。
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