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●江戸東京博物館2002/01/17

     江戸東京博物館は東京のJR総武線 両国駅脇にあります.駅から徒歩1〜2分と言ったところでしょうか.相撲がある両国国技館の隣といった方がイメージのわく人が多いかもしれません.
     ここには,例の風船爆弾の模型や東京への空襲に使われた爆弾の展示がされています.

    下の写真にあるのが風船爆弾です.

    詳しい解説は各リンクをご覧頂くとして他のリンクを開くのが面倒な人に簡単な解説を記載します.
     風船爆弾は風船部分は直径10m材料は和紙をコンニャク糊で3〜4枚張り合わせた積層紙でつくられており,武装は15キロ爆弾と5キロの焼夷弾2個,偏西風(ゼット気流)を利用して約2日で米国本土に達します.
     約9300個が放流され,そのうち発見されたもの285個で900個から1000個が米国本土に到着したと推定されています.主に各地で山火事を起こす被害を与えたほか、爆弾により6人の死者を出しています.
     戦果としは,はかばかしいものではなかったようですが,米国では本土が爆撃されたと言うことや更なる攻撃を想像してに結構な恐怖心を与えていたようです.
     私の中では大陸間弾道弾以前の世界初の大陸間兵器と思っています.(攻撃対象が大陸全体と精度は低いですが)

    250キロ爆弾の不発弾(レプリカ)も写真に撮ったので掲載します.

    帝国陸海軍現存兵器 東京江戸博物館
     東京江戸博物館はこちらの解説の方が詳細です.

    愛国顕彰ホームページ 祖国日本 本土決戦 風船爆弾
     風船爆弾の記載は最も詳細な様です.各州別の確認数の表があります.

    鈴木俊平著『風船爆弾』(新潮社,1980)
     本を買えば更に詳細に分かるでしょう.私は未読.

    埼玉県平和資料館 展示室 展示解説シート 風船爆弾

    福井高専地球物理学研究室 風船爆弾復元計画
     風船爆弾そのものの解説は少ない

    千葉県の近代産業遺跡 軍事施設
     旧陸軍気球連帯格納庫が記載

    ウィキペディア 風船爆弾
     やっぱり、世界初の大陸間兵器で良いですよね。とは言えこの辺はちょっと微妙な書き方ですね。

    ダイニック80年史 まるふの生産



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