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●東京九段 靖国神社2002/08/03
     言うまでもなく自らの生命にかえ我が国のために尽くしていただいた英霊を御祭りしている靖国神社の総本社です。
     明治維新以来の国家神道的色彩が濃く大東亜戦争の敗戦も響いて国家要人が参拝しただけで他国からクレームがついてしまう状況です。
     何にせよ欧米列強に対抗するためどういう形であれわが国に尽くしていただいたのであるから靖国神社と言う統一形態が良いかは別として何らかの敬意ある表現を行うことは当然と感じるところです。
     戦犯を一緒に祭っていることに対しても問題視されていますが、中には戦争指導や方向性を大きく見誤まったり個人的な欲望の追求が過大で同胞としても同情の余地の少ない人もいるかとは思います。
     しかし、文化的に大きな違いのある戦勝国の視点で行った軍事裁判で戦犯は決められたものであり、公平性に基づいていたとしてもそれは戦勝国から見た公平性であることは明らかです。また、裁判と言う手続きを借りて都合の良い結果を導びき公的なものとしてその後の支配体制に利用することは勝利者としては当然なことかもしれません。私達がこの様な過程において決められているであろう戦犯であるがゆえに一緒に祭ることが大きな誤りでは無いような気がします。

     さて、前置きが長くなってしまいましたが、靖国神社の脇ある遊就館で兵器の類が展示が行われています。残念ながら私が行った時には改装中で主なものは場外展示しか見ることが出来ませんでした。

    八九式 15cmカノン砲  最大射程約18km  (遠方攻撃用の大砲です)


    陸軍八八式 7.5cm野戦高射砲  (航空機を撃ち落とすための大砲です)

    九六式 15cm榴弾砲  最大射程約12km  (中距離攻撃用の大砲です)


    回天の一部(いわゆる人間魚雷)


     特殊攻撃兵器の一つです。人間自らが搭乗し誘導装置となり兵器と共に自らも昇天してしまうという対戦末期に考えられたものです。
     今となっては誘導装置の発達もあるので考え難いところです。当時は誘導装置以前に人命軽視と言うか人命に変えがたいものを守るために戦っていたと言うことなのでしょうが・・・・。
     アラブの自爆テロはいくら後進国とはいへ誘導装置よりも人間が安いことが理由とは考え難いので坊さんの焼身自殺とかと同じでアピールとしての要素が強い様に感るところが特殊兵器とは趣が異るところかもしれません。


靖国神社 遊就館
 平成14年7月14日オープンとなっているので改装が終わっているのかもしれません。

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