この丘には幅が下の写真の様に幅が30m以上はあろうかという航空機用の防空壕である掩体壕（えんたいごう）があります。
”Archives 戦跡をあるく”に記載があるように未完のものだそうです.
この壕は山側(西側)から海側(東側)に貫かれているらしく、上の写真が山側の口で下の写真が海側の口になっています。
飛行場とは運河を隔てていますので飛行艇専用の掩体壕と思われます.
海側の口から海方向を望んだのが下の写真になります。
見ての通り、水上バイク用の牽引車が並んでおり陸からの船の出し入れが出来るようになっています。飛行艇の出し入れにも使えたのではと思われます。左右には築造年は不明ですが防波堤も見られ飛行艇がそのまま滑走できるようしたものののように思われます。（想像しすぎか）
更に、この丘には到るところに人が出入りできるような下の写真の様な横穴がありそこそこの大きさの基地であったことが伺えます。
また,”金沢史跡めぐり 野島公園駅 野島貝塚”によると山の上に高射砲が据えられていたそうです.
残念なことに、ここにはまったくこれらの遺構を記す看板はありません.
他のウエッブページによるものを追加したところですが,私の想像の範囲もまだ多分に多いので、機会があれば更に資料等を探してみたいと思います。